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『超入門!現代文学理論講座』を読んで

こんにちは、たっかーです!

今回紹介するのはちくまプリマー新書から出ている『超入門!現代文学理論講座』(亀井秀雄監修/蓼沼〈たでぬまと読むそうです〉正美著)です。

 

ちくまプリマー新書は中高生向けに書かれているものなので、非常に読みやすいのでオススメです!その中でも今回は文学理論をテーマにしている本を読みました。

 

文学理論というと「難しそう…」「なんの得になるの?」と思われるものでしょう。しかし、この本を読むと文学理論って「こんなに面白いものなんだ!」と感じること間違いなし!

 

例えば、第1章では「ロシア・フォルマリズム」が取り上げられています。ロシア・フォルマリズムとは、言葉そのもののありようや構造、形式についてを研究し、それ以外関心を向けないというものです。フォルマリズムが形式主義という意味です。それ以外とは、その時の社会的背景、作者の人生についてなどのことです。学校で行う国語教育はむしろ後者を教えるため、私たちにはピンとこないかもしれないですね。しかし、これを読み進めていくうちに新たな文章の捉え方が広がります!

 

他にも、第4章では旧ソビエト連邦時代の昔話研究者ウラジーミル・プロップの『昔話の形態学』という本を中心に物語構造論について取り上げています。その本では、同じくロシアの民俗学者アファナーシエフが編纂した『昔話集』の中の「魔法昔話」と呼ばれる第50話から第151話までの民話を科学的に分析した結果、どの昔話も共通した31のパーツから成立していることを著しています。これを聞くと、「嘘だろ」と感じると思いますが、見てみると確かにそうだと感じられました。小説やアニメなどの物語が好きな人に読んでもらいたい部分ですね。

 

これで今月は17冊読了となりました。また面白い本があれば紹介していきます!